インスタグラムには、とても便利な検索機能があります。たとえば特定のユーザーアカウントを探したいときや自分と共通点のある人を探したいときなど、この検索機能を使えば見つけられる可能性が非常に高くなります。また、ハッシュタグを付けてキーワードを検索することにより、それに関連するイベントや写真などの投稿を探し出せます。更にはスポット検索を使えば指定した場所で撮影された写真を検索できるなど、使い方の幅は多種多様です。
しかし、そんなインスタグラムの検索機能を利用する上で注意が必要なこととして、自分がどのような内容を検索したかが他の人から見られる状態になっているということが挙げられます。つまりは場合によってはプライバシーが守られず、個人の特定をされたり趣向を把握されるリスクを伴うわけです。そこで登場するのが、この検索履歴の削除です。
SNSが急速に発達し普及した現代では、ある程度自分のプロフィールの公開範囲や他者との連絡の取り方を制限できる機能が、標準的に実装されています。インスタグラムも例外ではありませんが、検索履歴が知らず知らずの間に公開状態となっているのは盲点とも言えます。特に新規登録で始めたばかりの人はそうした仕様を把握しておらず、友人や知り合いに自分が何を検索したかが簡単に知られてしまうことも珍しくはありません。特に友人であれば自分のプロフィールページに訪れる頻度も多いでしょうから、定期的な検索履歴の削除が推奨されます。
このように、インスタグラムのオプションに検索履歴の削除項目があるのは、自分を保護するために使うためだと認識しておくといいでしょう。特徴的なのは特定の検索ワードを削除することはできず、一度に全ての検索履歴がリセットされてしまうということです。仮に誰かから見られても問題ないような内容があったとしても、一緒に消えてしまいますので覚えておいた方がいいでしょう。その代わり削除ではなく非公開ということであれば、一部の検索結果のみを指定できます。上手く使い分けて、プライバシーを守っていきましょう。
インスタグラムは世界的規模のSNSですから、利用者も膨大な数です。別れた恋人を検索してみたり昔の同級生を検索してみたり、誰にも明かしていない趣味のことを検索したり、そういう使い方をするのももちろん構いません。ただそうした検索をするのであれば、その後に痕跡を残さないためのひと作業も忘れないようにしましょう。それさえできれば、より安心安全な利用ができるようになります。